給与項目に関わるワンポイント

○ 配偶者手当は、源泉の控除対象配偶者に該当しない配偶者
   （１０３万円以上収入がある配偶者）の場合、支給しないケースが多い。

○ 通勤手当は、月１０万円以下なら非課税に。

○ 深夜勤務で、交通機関が利用できない時のタクシー代や宿泊ホテル代は
　 課税とならず会社の経費となります。　　（通常は、給与以外に別途支給）

○ 深夜勤務時に支給する夜食について、会社が調理施設を備えていないなど、
   困難な場合は、１回300円以下の定額を夜食代として現金で支給（給与に
   加 算） しても人件費ではなく、福利厚生費として扱えます。

 

○ 宿直手当は、１回につき４，０００円以下は非課税に。

控除項目に関わるワンポイント

○ 単身赴任にかかる費用を軽減する特定支出控除

 →自宅から遠隔地へ単身赴任する事になった場合、引越し費用や
　 単身赴任先と自宅の往復の運賃などの費用が多額になった時に
　 費用が戻ってくる制度。

○ 事業を営んでいる方が、営業用や荷物運搬用として利用していた
  マイカーを売却して譲渡損失が出た場合、それは事業上の経費となり
  節税につながります。しかし、会社員の方がマイカーを譲渡して損失が
  発生した場合は、給与所得と相殺することはできません。

○ 配偶者が内職している場合、収入から必要経費を控除して所得金額
　を計算します。必要経費が６５万円に満たなかったら６５万円として控除
　します。所得金額が３８万円以下なら配偶者控除に該当します。